2024年から2026年にかけての韓国スポーツブランド市場は、グローバル大手の安定した人気に加え、「ランニングブーム」と「ヨガ・ピラティス(アスレジャー)文化」の深化により、顔ぶれが非常にエキサイティングになっています。 売上、知名度、トレンドを総合したベスト10を、現地で注目されている理由とともにご紹介します。
2024-2025年 韓国スポーツブランド・ベスト10
10位 FILA (フィラ)
【ヘリテージの復活】 韓国資本のブランドとして安定した人気。テニスウェアやクラシックなスポーツスタイルをモダンに再解釈し、10〜20代の支持をキープ。日本でFILAが巻き返しているのは韓国での人気が高かったからともいえますね。
9位 Lululemon (ルルレモン)
【憧れのハイエンド】 高価格帯ながら「いつかはルルレモン」というブランディングに成功。コミュニティ重視のイベントをソウル市内で多角的に展開中。
8位 The North Face (ザ・ノース・フェイス)
【冬の制服】 韓国ではスポーツ・アウトドアの境界が低く、特にダウンジャケットや登山スタイルの日常化(ゴープコア)により、依然として高い売上を維持。
韓国土産にThe North Faceという時代。韓国限定のモデルなどもあり、日本国内でも韓国The North Faceは人気が高いようですね。
7位 HOKA (ホカ)
【急成長のダークホース】 厚底ランニングシューズの代名詞。漢江(ハンガン)を走るランニングクルーの間で着用率が急増し、売上が前年比70%以上アップ。
6位 Andar (アンダール)
【プレミアム・アスレジャー】 XEXYMIXのライバル。より洗練された、日常使いできるデザインで働く女性からの支持が厚い。2025年は海外進出も加速。
5位 ASICS (アシックス)
【爆走中のトレンド】 「走るための靴」としての信頼性に加え、韓国の人気ストリートブランドとのコラボにより、MZ世代の間で「最もクールなブランド」へと進化。ランニング用のシューズとしての定評はもちろん、オニツカタイガーが普段履きとしても人気とのことで、今後も注目。
4位 XEXYMIX (ゼクシィミックス)
【K-アスレジャーの旗手】 韓国発ブランド。ヨガウェアから始まったが、現在はメンズラインやゴルフ、シューズまで拡大。特にレギンスのシェアは韓国国内トップクラス。
メンズはトレーニーたちから、レディースはヨガ界隈から圧倒的な人気。
3位 New Balance (ニューバランス)
【国民的シューズ】 2024年から続くランニングブームの恩恵を最も受けているブランド。クリーンで知的なイメージが韓国の「クワイエット・ラグジュアリー」トレンドと合致。
IUがモデルを務め、アパレルの展開にも力を入れています。韓国の旗艦店はいつも賑やかな印象があります。
2位 adidas (アディダス)
【ストリートの象徴】 「サンバ」や「ガゼル」のリバイバルヒットにより、ファッション層からの支持が急上昇。2025年もテラス系スニーカーのトレンドを牽引。
1位 NIKE (ナイキ)
【不動の王者】 売上・知名度ともに圧倒的1位。特に限定スニーカーや「THE HYUNDAI SEOUL」などの大型旗艦店での体験型店舗が若者に絶大な人気。
ランニングブームでNIKE RUNのアプリも大人気だったこともあり、やはりNIKEは大人気。
雑記
韓国を街ぶらすると目に入る広告で2024年~2025年に特に目立っていたのはEIDERでした。EIDERはキム・スヒョンとIVEのウォニョンをモデルに起用して大々的に宣伝してましたが、キム・スヒョンの一件の後はどんな展開になっているのかは不明です。さらにDiscovery Expeditionはピョン・ウソク、コ・ユンジョンやコン・ユをモデル起用、こちらもアウトドア・スポーツの融合といった感じで街ブラでよく目にしました。テニス系ではナム・ジュヒョクやクム・セロクをモデル起用しているWilsonなんかも日本での展開とは異なり独自路線でおしゃれスポーティーブランドの位置づけ、Tvnなどでスポンサードを積極的に行うSalomonなんかも日本とは異なり独自の展開を見せていて今後要チェックです。
ランニング・クルーの聖地化: 漢江を中心に「ランニング・クルー(走り仲間のコミュニティ)」が爆発的に増えたため、ASICS、HOKA、On(オン)といった本格派ブランドが、ファッションアイコンとしても選ばれています。
テニス・ゴルフから「日常」へ: 一時のゴルフブームが落ち着き、より手軽なテニスや、毎日着られるXEXYMIXやAndarのような「アスレジャー(運動+レジャー)」ウェアが、文字通り「韓国人の制服」として定着。Wilsonなんかもさらに人気が出そうです。
コラボレーションの過熱: 韓国発のストリートブランド(Matin Kimやthisisneverthatなど)とスポーツブランドのコラボが、知名度を大きく左右する要因となっています。


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