動悸や息切れが気になり循環器系の内科に通っていた私は、ついに「ほてり」という症状に遭遇する。初めて、ひょっとしたらこれは男性更年期障害なのではないか!?と思い当たり、泌尿器科を受診するに至ったのであった。
採血
泌尿器科を訪れるのは初めてではなかった。性病検査で何度もおとず…というのは大嘘で、一時期頻尿に悩まされて前立腺検査をしたことがあったのと、陰茎をすりむいて(なぜ?)軟膏を処方してもらったことがった。今回訪れた泌尿器科は、どちらかというと町のクリニックという感じの泌尿器科だった。ご老人が多くて、待合室も混雑。予約システムを取り入れていないところを見ると、地域密着の高齢者向けなのかなという第一印象。医師は50代前半。口コミを見る限りはとても人気がある。近郊にはレビューのよくない開業医院が多い中、際立って好評にみえた。
問診では動悸と息切れの話をした。性欲や勃起不全、無気力、やる気その他の症状の有無は特に確認されなかった。AMSチェックもなかった。確認されたのは、内的な検査をしても異常はなかったということですね、の一点だけ。採血をして遊離テストステロン値を見てみましょう。話は速かった。これで様子見だのいわれた日には…
一週間後に再度受診して、基準より低いことが判明した。「遊離テストステロン7.5-8.5pg/ml未満と低下している場合、男性更年期障害と診断します」とされている中、私の遊離テストステロン値は7だった。7。
「みんないずれは下がるものです。下がる速度が速かったりすると体に不調が出る人がいる。40代でなる人もいれば、70代になってからなる人もいて、人それぞれです」
と医者は言った。
テストステロンとは
テストステロンとは、アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性における主要な性ホルモンであり、蛋白同化ステロイドでもある。男性において、テストステロンは、精巣や前立腺などの男性生殖組織の発達に重要な役割を果たすと共に、筋肉や骨量の増加、体毛の成長などの二次性徴を促進する。
出典: ウィキペディア
テストステロンの作用
- 筋肉増強作用
- 骨を強くする
- 動脈硬化の予防
- 造血作用
- 性機能維持
- 抗炎症作用
- 認知機能
- 体内時計
出典:日本メンズヘルス医学会
男性的な機能に作用するテストロン値が少ない、と言われてショックじゃないといえばウソになる。
「塗り薬のテストステロン補充薬をやってみませんか?」
「塗り薬のテストステロン補充薬をやってみませんか?」
これで効けば体の不調はテストステロンのせいだったといえるだろうし、これで効かなければテストステロンじゃなかったかもしれない。医師の説明はシンプルだった。
実際は「テストステロン注射」が一番効力があるそうだが保険適用外で費用がかかることと、出荷調整中(とにかく品薄なのだそうです)でなかなか手に入らない旨を言われた。何がどうして手に入りにくいのか聞き返すことはなかったが、この病院では塗り薬のテストステロン補充役しか選択肢はなさそうだった。結局そちらも保険適用外で実費だったが。男性更年期障害の治療がまだまだ市民権を得ていない、まだまだ進んでいないという現状を目の当たりにしたような気がしている。。。
そんなこんなで、私の男性更年期障害との闘いはスタートするのであった。
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