男性更年期障害を疑うきっかけ

体験記

動悸の始まり。動悸、息切れ、救心。定期的に運動をしていた(つもり)て同年代よりは動いていた(つもり)だった私は、突然、いや、ゆっくりとだが、何かと動悸を感じるようになっていた。

体の不調、SOS あれ?どきどき

なんかドキドキする。動悸が気になる。動いたわけでもないのに息切れがする。

そんな症状が最初に出始めたのは46歳の冬だった。

寒いからかな? 室内と室外での寒暖差がすごいからかな。鼻水も出てるし。

最近お酒飲みすぎててちょっと体が悲鳴あげてるのかな?

などなど、動悸を感じるたびに自己判断でなだめていた。

もともと、若い頃からお酒が好きで、飲み過ぎちゃうほうではあった。2、3日飲み過ぎな日が続くと、心臓がバクバクしてしまって心筋炎なんじゃないかと疑ってビビって禁酒しようと心に誓ったりするくらい、お酒は飲むほうだった。ともいえるし、心音に敏感だったともいえる。

でも、なんだかこれは放っておいてはいけないような気がする。そう思って、最初に向かったのは近所の循環器・神経内科医だった。

ドキドキが止まらない

結局、動悸の正体を突き止めるべく、私は循環器系の内科の扉をくぐることになった。なんでハカハカとドキドキとしちゃうの? 息切れみたいな症状がある。心電図もエコーもとるが、何もない。血圧も脈も問題ない。降圧剤とアルプラゾラムという薬とをもらう。そうか、もうそういう薬を飲む歳か(年齢は関係ないんだが)と落ち込む。

それが46歳の冬だった。

そこから春にまた受診して同じ薬を処方してもらい、寒くなり始めた47歳の冬にまた受診して同じ薬をもらい。という繰り返しの中、なんとかやり過ごしてきていた。

それを火照りというのなら

幸いというかイライラしたり怒りっぽくなったりとか他人を傷つけるような方向にはいかなかった。そんな元気があるのならわけてください!というくらいに、若い頃の自分(理想はいつまでも若い自分)と比べれば3割減くらいで元気はない。

倦怠感、だるさ、やる気のなさ。そんなのが繰り返し取っ替え引っ替え襲ってきては、精神的にどん底なくらい落ち込んでみたり、何がどうとか言語化できないくらい地底にいるかのごとく無力になってたり、妙に顔面がジンジンしたり。

「それ火照りじゃない?」妻の一言だった。火照りとは? 今まで火照りというものを感じたことがない私はそれを火照りと呼ぶのかどうかさえわからなかったが、これを火照りとするならば私が向かうべきは泌尿器科なのかも知れないと結論がでた。相談してみればかかりつけ内科も、泌尿器科受診をすすめた。検査や処置に専門性が求められるから、だそうだ。

そうこして、私は、男性更年期障害の疑いで泌尿器科の自動ドアを開けることになるのだった。

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