血液検査の結果、遊離テストステロン値が7だった私。7。男性更年期障害(LOH症候群)の診断基準において、男性ホルモンが低下傾向にある可能性を示す数値。一般的に、遊離テストステロン値が7.5pg/ml未満の場合、男性ホルモンが明らかに低いとされ、7.5pg/ml以上11.8pg/ml未満の場合、低下傾向と判断されるといわれている。つまり7は基準値以下だ。
ホルモン補充療法
予備知識がない私であったが、なんとく注射してもらえばホルモン満タンで元気もりもりになるような気がしていた。だが実際の医療現場でのファーストチョイスは、注射ではないとのことだった。
注射は、出荷調整されていて、多く出回っていないという事実。さらには自由診療扱いになるので自費。健康保険適用外であることなどを知った。
テストステロン注射は、「テストステロンエナント酸エステル注射液(エナルモンデポー®)」という製剤を使用した治療で、3〜4週間ごとに筋肉に注射されます。血液中のテストステロン濃度は注射後の3〜4週で最低レベルに達するので、その周期で定期的にクリニックを訪れる必要があります。注射自体には多少の痛みが伴いますが、副作用は比較的少ないため、日本国内で広く採用されている治療法です。
引用元:Dクリニック
じゃあどうするんだ!?
ここで登場したのがクリームでした。その名もグローミン。5人に2人ぐらいは効くんだよ、と先生はおっしゃってました。(え、効かない3人よ・・・)。これを金玉に塗るんだと教わります。こちらも保険適用外で自費でした。
2025年1月、私はグローミンでの治療がスタートしたのです。
グローミンって効くの?
- エネルギッシュに働きたい
- やる気がでない
- 集中力がなくなった
- 精力を取り戻したい
- 筋力が減少して体型が変わってきた
- いつも元気でいたい
ホルモン補充療法は、こんな方におすすめ!とうたわれている。
実際使ってみた感想は、可もなく不可もなく。といいたいところだったが1月2月と私は、自分の怪我(仙腸関節障害)との向き合いで集中的に治療するに至っていなかった。あっちもこっちも患っていてさーっせん本当に。。。つまりは塗り薬を朝晩塗るという習慣化が困難を極めていた。当時は今よりも軽症で優先度が低かったともいえる。
塗ったり塗らなかったりで、動悸もたまにしたり息切れもたまにしたりで、効果があった!とはとても言い切れない状態が続いていた。
だがここでやめるわけにもいかない。他に手段がないのだったらなおさらだ。
私はおかわりをする。先生にはちゃんと伝えた。朝晩塗る習慣が作れなかったけど、なんとなく効いている気がするから継続したい。
そして私は3月は朝晩しっかりと塗り続け、4月5月と習慣化し塗り続けることに成功した。
効果あり
正直に言おう、3月~4月までの2ヵ月間の朝晩の塗布による効果はあった。動悸、息切れを感じることもなく、頓服としてのアルプラゾラムを服用する回数が激減していた。シンクヘルスなるアプリに不調時はメモを残すのだが、ほとんど残していない。
ま、だからといって力がみなぎってしょうがないとか、ギラギラになって血眼で働けたとか、朝から性欲が止まらない!とかいった効果はほとんどない。ただ、症状がおさまっている。やる気はなくはない。元気もなくはない。動悸や息切れもほとんど気にならない。だけど薬塗るのは忘れない。あ、薬塗ってるってことは調子悪かったんだっけ、と男性更年期障害の存在をちらっと思い出す程度だった。
ただここで私は5月後半からグローミンの減薬にチャレンジする。朝一回へと変更するのだ。
この頃の私は、ひらたくいえばまだ腰痛持ちで、スポーツ復帰へはほど遠かった。2月中旬に大会出場を断念してからというもの、スポーツをしたのは4月の1回だけ。週1で通っている接骨院の先生からは早期のスポーツ復帰(からだを動かすという意味での)を迫られており、運動推奨の圧はすごい。焦ったり焦らなかったりで、私もストレッチをやりすぎて足を痛めたり痛めなかったりで、そちらの具合もなかなか安定しない毎日だった。
減薬
5月後半から減薬した効果はすぐにあらわれた。
減薬の影響か、ハカハカする回数が増えた。
ダメかもしれない。2週間ほどの減薬だったが、私はすぐに朝晩2回の塗布へ戻した。つまりこの時点で私はグローミンを塗り続けることの効果はあると言い切りたい。1か月ないし2か月塗り続けることで安定するのかもしれない。それがわかっただけでも、減薬してみた価値はあった。
グローミン様様だなと思いながら、私はホルモン補充治療を続けるのだった。
しかし、私はこのあと、失敗する。減薬で不調を感じたことをすっかり忘れて、あまりの多忙さの中でグローミンを2週間も断薬することになるのだった。
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